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ベルモットの歴史、ベルモットができるまで

   


ベルモットの原型はとても歴史が古く、最古と呼ばれたワインとほぼ同じ時期から存在していたとも言われています。身体の弱った者に医者が、ワインに蜂蜜やシナモンを入れたものを飲ませて精を付けようとしたのがフレーバーワインの発祥とも言われています。
17世紀に入り、ドイツで白ワインにニガヨモギの香りを移したベルムート(Wermu・ドイツ語でニガヨモギ)というものが作られるようになります。ベルムートのラテン語読みがベルモット、そして加えた甘みが特徴のスイートベルモットはイタリアで、辛口のドライベルモットはフランスでそれぞれ発祥し、今日に至っています。

 ベルモットのトリビア

スイート、ドライ、それぞれの主要なブランド

スイートベルモットはイタリアンベルモットとも呼ばれることがあり、ドライと比べるとハーブの風味が強く、その多くはカラメルで着色しているので淡褐色の液色をしています。チンザノ (Cinzano) 社やマルティーニ (Martini) 社製のものが有名ですね。
一方ドライベルモットはフレンチベルモットとも呼ばれるまず。ノイリー・プラット (Noilly Prat) が有名で、「マティーニ」に使われることで有名です。

冷やしてストレートでも、ロックでも楽しめるベルモットですが、カクテル等にせずそのまま飲むなら、飲みやすさや手に入りやすさを考えるとチンザノ社のベルモットがオススメです。

大人の楽しみ方、ベルモットティー

香りがいいので、紅茶に加えるという飲み方もオシャレで楽しいものです。スイートベルモットを、熱々の紅茶に加えるだけ!ベルモット自体が甘いので、紅茶に入れる砂糖は加減するか、ストレートティーにしてしまいましょう。昼下がりのティータイムなら小さじ1~2杯、寝る前に飲むのなら大匙1~2杯を加えてみてください。
紅茶の温かさに、ベルモットの豊かな香りが更に際立って、癒されること間違い無しです。

ベルモットができるまで

白ワインをベースにしてブランデーを加え補強した中に、ニガヨモギやあらゆるハーブ・スパイスを加えて香りを移しています。イタリアのピエモンテ地方が産地としては代表的ですが、フランスやスペインのほかにも、今では世界各国で作られています。中に配合されるハーブやスパイスの酒類や量、配合のレシピはそれぞれの会社の秘密にされています。

ドライだと白ワインにブランデーを加えて補強し香りを付け、糖分は少なく無色に近い色をしていますし、スイートは蜂蜜などの糖分を加えカラメルで着色がされていてイタリアでは通称ロッソ(Rosso:赤という意味)と呼ばれているます。スイートの中にも着色をしない黄金色のビアンコ(Bianco:白という意味)もありますよ。

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