世界のお酒大全

world-liquors.net

テキーラの歴史・テキーラが出来るまで

      2015/05/20


まずテキーラの材料になるブルケという白いお酒。これはアステカ文明が千年以上前に発明したといわれています。これを16世紀末に蒸留してスペインに向けて出荷したのがテキーラの原型といわれています。

1905年にはテキーラ製造用のアガペがキチンと規定されて、1949年には製法を含めたテキーラの公式規定が作られました。

 テキーラのトリビア

オリンピックとテキーラの関係

今でこそ世界的に有名なお酒ですが、テキーラが世界に広まったきっかけはじつはオリンピック。世界遺産であるバジェス盆地を擁するメキシコ・ハリスコ州がテキーラの全生産量の99%を占めていますが、1968年のメキシコオリピックで世界の人に広く知られるようになりました。
メキシコオリンピック開催後は、ウォッカ、ラム、ジンと並び世界4大スピリッツとして数えられています。

リュウゼツランとは?

正式名称は「アガペ・テキラーナ・ウェベル・アスール」という、リュウゼツランの種を使います。大きく木が育つまでには10年前後はかかり、収穫するころには直径約1m、高さ2mまで成長します。このアガペ1本で、5~6本分のテキーラの原料になるのだとか。

まどマギで話題沸騰、謎の白い液体

とある魔法少女アニメの関東での最終回放送日、「謎の白い液体!」というキャッチコピーでたまたまCMが流れ、あれはいったい何なんだ!?とちょっとした話題になりましたね。ちょうど、メキシコの旅番組?かなにかで、アガペで出たようで。あまり知名度の高いものではないので、色々とイマジネーションをかきたてられた人も少なくなかったのでしょう(笑)

ちなみにアガペの樹液はそのままでも結構甘いそうで、これを煮詰めてアガペシロップという甘味料が出来ます。すっきりとした上品な甘さでGI値が低く血糖値を急上昇させない効果があり、健康志向の人に好まれていますね。

アガペの樹液を1週間ほど発酵させたのがブルケ。プルケともいいます。樹液の色そのままに白いものが本来ですが、市販されているものは色が付いているものも多いそうです。

テキーラができるまで

原料となるリュウゼツランの葉を落として、幹の部分を使います。幹を熱すると、中に含まれている糖質層が酵素の影響を受けて20~30%ほどの糖度に変化します。そしてアガペに元々含まれているザイモモナス(細菌)、または添加酵母で発酵させて原液(ブルケ)を作ります。そして蒸留。細菌によって発酵させるこの製法は、他の酒類にはほとんど例がないので、非常に珍しいんですよ。

 - 世界のお酒の種類, 蒸留酒