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ジンの歴史・ジンができるまで

      2015/05/20


11世紀のイタリアで、修道院が似たようなお酒を製造していたという記録もあるようです。
ジンの直接的な原型は1660年にオランダ人医師フランシスクス・シルヴィウスが、熱病の為の薬酒として、原酒と共にジュニパー等の草根木皮を加えて蒸留する製法を考案・発明したこととされてます。

 

ジンのトリビア

始まりは嗜好品としてではなく、薬として

ジンの味わいと香りの決め手となるジュニパーは、アロマテラピーでも使われる薬効豊かな植物です。若い木を思わせるようなフレッシュな香りが特徴のジュニパーの果実「ジュニパーベリー」には、利尿作用と解毒作用があり、17世紀に流行していた熱病の薬としてジンができたんです。

薬草をお酒につけて抽出する技法・それによって出来たものを『チンキ剤』と呼びます。
水で煮詰めるよりも、アルコールにつけたほうが薬効成分がより多く抽出できますし、保存性も2年と長く保てるんですよ。

ジンの最後の砦、ビーフィーター

ジンの形を作り上げたオランダ、イギリス、アメリカ。
ロンドンで現在も蒸留を行っているのは、『ビーフィーター』だけとなってしまいました。名前の由来は、ロンドン塔の守衛さんから。瓶のラベルに描かれている衣装は、守衛さんたちの今の制服なんだそうです。

ジンができるまで

大麦、ライ麦、ジャガイモといった原料から醸造した原酒と、ジュニパーの実(ジュニパーベリー)をはじめとした草根木皮をブレンドしたものを加え蒸留します。
水蒸気やアルコールと共に、これらの薬効豊かな植物のエキスが抽出されることで、ジンの特長にもなっているさわやかな香りと味わいを得ることが出来ます。

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