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シャルトリューズの歴史、シャルトリューズができるまで

      2019/03/30


1605年(正確な年数については諸説あり)フランスのカルトジオ会という修道院組織に伝えられた薬草系のリキュールです。

カルトジオ会の総本山である「グランド・シャルトルーズ修道院」に伝わったのは1735年。

その当時は薬用とされていて、お酒としての販売はしていませんでしたが、やがて修道士がごくごく小規模に売り歩くようになったそうです。
その後フランス革命で修道院が解体され、シャルトリューズの製造はヴォワロン市で民間に委託されます。

霊薬とまで呼ばれたレシピはほぼ謎のままで、1980年代時点で正確なレシピは修道院の3名の人間しか知らないというほどの極秘にされています。

 シャルトリューズのトリビア

以下、調べたシャルトリューズの小ネタを紹介していきますね。

お酒の席で、話の種にしてみてください♪

シャルトリューズの種類いろいろ

まず大きく分けて、
・緑(ヴェール)、アルコール度数55度
・黄(ジョーヌ)、アルコール度数40度
があります。ヴェールはスパイシーなハーブの香りが豊かで、ジョーヌははちみつの甘味が強く味わいもまろやかと、この2種類はそれぞれ確立した個性があります。

・ヴェールVEP
・ジョーヌVEP
ヴェールとジョーヌをそれぞれ樽で12年以上熟成した高級品がVEPと呼ばれます。

度数はヴェールが54度、ジョーヌが42度に変化します。

・エリクシル・ヴェジェタル(植物の霊薬)
ヴェールやジョーヌとはまた異なり、より原初の製法に近い処方で作られるものです。

甘味は弱くてハーブの香りが殊更強く、アルコール度数も71度と高く、フランス版の養命酒といった感じでしょうか。

飲み方もちょっと変わっていて、スプーンにエリクシル・ヴェジェタルを注いで、砂糖をひたして、一緒に食べるように飲みます。

・ナインス・センティネアー
1984年に出されたもので、シャルトリューズ修道院創設900周年の記念で作られたシャルトリューズ。

ヴェールとジョーヌの中間のような味で度数は47度程度です。

・エピスコ・パレ
5000本限定品で2003年に発売されたエピスコ・パレは、ロットナンバーを刻印が入った350mlの銀メッキのボトルに、ヴェールを三分の一、ジョーヌを三分の二ブレンドして詰められています。

度数は45度。

・1605
1605年の製法を再現したシャルトリューズで、2005年に、シャルトリューズの最初の処方が作成された1605年から数えて400周年の記念として作られました。

アルコール度数は56度で、味はエリクシル・ヴェジェタルとヴェールの中間的なものになっています。

シャルトリューズができるまで

詳しい製造法は公開されていません。

1985年の段階でシャルトルーズ修道院の修道士3人のみが知る秘伝中の秘伝とされています。

ただ、

  • ベースにはブランデーが使われていること、
  • 砂糖、アンゼリカ、シナモン、ナツメグなどの130種類のハーブを使用すること、
  • 樽で熟成されるということ、
  • 5回の漬け込みと4度の蒸留をして製造される

ということだけは公開されています。

この工程を40名ほどの修道士が行って、生産された成分を例の秘伝を持っている数名の修道士が混ぜる、といった感じだそうです。
熟成期間はヴェールとジョーヌでも最低3年以上かけ、VEPは12年以上の長期熟成をします。

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