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カンパリの歴史・カンパリができるまで

      2015/05/24


発症はイタリアのミラノ。バーテンダーであったガスパーレ・カンパリという人が1860年にこのお酒を発明しました。その当時は「ビッテル・アローソ・度ランディ」(イタリアの苦味酒)という名前で、食前酒として売られました。
その後息子の代になり、家名の「カンパリ」を名づけて売られるようになり、今では食前酒としてではなく主にカクテルのベースとしてカンパリは使われています。THE・薬酒であるカンパリは60もの草根木皮から抽出された独特な苦味が特徴的で、好みの分かれるお酒でもあります。それだけのクセがあるからこそ、好きな人には根強いファンも多いリキュールです。

 カンパリのトリビア

アルコールと薬草の関係性

カンパリのほかにも、薬草(ハーブ)を使ったお酒というのは世界中に沢山あります。元々薬草としての力を引き出すための薬の製法として、アルコールに漬け込み薬効成分を抽出する「チンキ剤」というものがあります。薬草酒というのはチンキ剤の延長線上にあったものなんです。事実、水で煮込んで煎じるよりも沢山の薬効成分が抽出できるとされていて、水で煎じた薬よりも長期の保存が可能ですから、人類の歴史の中で重宝されてきたんですね。

コレクターアイテム、カンパリカレンダー

発売当初からカンパリ社はアーティスティックで美しいポスター広告を打ち出していましたが、1900年からは著名なクリエイターが制作するカレンダーを作り続けています。アート作品として人気も高く、禁煙では世界で9,999枚限定発売とするなど、コレクターアイテムとしても知られています。

結構身近なカンパリのカクテル

日本では居酒屋さんにおかれていることも多いカンパリ。カンパリソーダやカンパリオレンジなど、チューハイやカクテルも数多く作られていて、飲み放題メニューにないお店はまずない!と思います。
クセのあるお酒と書きましたが、それだけファンも多いのは事実。是非一度飲み放題などの時に試してみては?

カンパリができるまで

レシピがカンパリ社から門外不出なので、詳しい製法はわからないのですが、穀物から作った蒸留酒に、キャラウェイ・コリアンダー・リンドウの根や、ビターオレンジの皮など約60種類の原料の成分を染み出させたあと、シロップを加えて調合するらしい、というところまでわかっているようです。
また、カンパリの特徴でもある鮮やかな赤い液色は薬草などの原料の成分由来のものではなく、着色料によって付けられています。

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