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ブランデーの歴史・ブランデーができるまで

      2015/05/20


時は中世、卑金属から金を得るために発展した学問=錬金術=の技術であった『蒸留』。

錬金術師たちは、色々なものを蒸留器にかけ日々研究していました。ある時、スペインの錬金術師が白ワインを蒸留したのがブランデーの始まりといわれています。

1562~1598年の宗教戦争がきっかけでブランデーは商業的に広まりました。主戦場となったワインの産地コニャック地方は、戦争で田畑が荒れてしまいぶどうの質が低下し困っていたそうです。

そこで、ワインを蒸留し、品質が低いワインを出荷するよりはブランデーとして売り出す苦肉の策を決行。今では世界に名をとどろかせるブランデーの産地となりました。

 

ブランデーのトリビア

品質表示について

ワインの流れを汲むブランデーは産地のブランド化が盛んです。それぞれの地域ごとに製造方法やランクのつけ方のルールを持っています。

ブランデーのブランドの中でも特に有名なのが、主要産地である以下の2つ、フランス南部のアルマニャック地方と、同じくフランス中部のコニャック地方です。

熟成年数の表示のこと

ブランデーを含む多くの蒸留酒では、製造された年ではなくて熟成させた年数が表示されています。その理由は、ブレンドをして品質を安定させる為で、ブレンドに使った中で一番若い原酒の熟成年数を表記することになっています。

贅沢にも、数十年ものの原酒が使われた、10年もののブランデーに使われていることもあるんですよ。

カス取りブランデーとは?

ブランデーの製造途中で出る、オリ(沈殿物のこと)を使って作られるのが、カス取りブランデーと呼ばれているものです。マールやグラッパといった種類があって、ぶどうの皮や茎のパンチが強く、主に食前酒として飲まれています。

 

ブランデーができるまで

ブランデーの製造過程は、途中までは基本的には白ワインと同じです。白ワインと同じ方法で蒸留にかけるための原液を作り、蒸留して作ります。

蒸留器は、地域によって単式蒸留器、半連続式蒸留器、連続蒸留器、と使い分けられ、それが製品の個性にも繋がっています。オーク(樫・かし)の樽で、2年から・・・長いものだとなんと50年以上熟成されますが、これもこの樽の素材の木の産地によって、仕上がりに差が出るのだそうです。

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